ISO9001構築のテクニック

9.2 内部監査(その1 ①改善が目的②良いことの評価・記録・報告)

 監査というと、悪い所を見つけるのが目的のように思われ、いやがられることがあります。内部監査の目的は、仕事(業務)を改善することです。通常、内部監査員のほうが監査を受ける側より、ISOや業務に詳しいことが多いと思います。悪いところがあったら、一緒に考え改善してください。監査員には、指摘した場合に改善を提案する力量が求められます。
そして、よいところは誉めてください。よいことは、別の部署で実施していないときの参考になります。他の部署の良いところを見つけるために、喜んで内部監査された方を見たことがあります。指摘を忘れてしまったら困りますが、良いことだと思います。是非、良いところを評価し記録に残し、マネジメントレビューで経営者に報告してください。